悪質マッチングアプリや大手マッチングアプリの業者や詐欺に騙されないために

彼氏・彼女を見つける、パートナーを探すといった目的のマッチングアプリが今空前の人気になっています。古くからあった出会い系とは一線を画して大手も参入していることから安心感もあり、健全なイメージの出会いといのが大きな理由のひとつです。

 

しかし男女を問わず真剣な人たちの気持ちを踏みにじり、騙すことが目的の悪徳業者は存在します。出会いを求めているアプリの一般利用者が業者と関わってもろくなことにはなりませんので、その業者の特徴や被害にあった時の対応策をご紹介いたします。

 

悪質・詐欺マッチングアプリ自体に気をつける

マッチングアプリは出会い系サイトとは違い、ペアーズやオミアイ等が全く別物として、出会い系サイトと言った根底にある悪い概念を覆す為にも、マッチングアプリと切り口を変え世の中にクリーンなイメージを浸透させていきました。

 

しかし、悪徳業者はそのイメージを利用するかの様に、マッチングアプリを名前だけを借り、マッチングアプリと名乗った悪徳アプリもgoogleplayにもリリースされております。なのでマッチングアプリだから安全と言ったことは絶対にありません。出会いサイトでも長く運営を続ける事ができているサイトは善良な運営が行われていますし、恋活アプリにしても同様のことが言えます。

 

結局、マッチングアプリ、出会いアプリ、恋活アプリ、等色々名前の違いはあれど明確な隔てはできていないので、「〇〇だから安全」ではなく、そのアプリやサイト自体が優良かどうかの判断が必要になります。

 

アプリとは全く関係ない第三者の悪徳業者が存在するので要注意

男女に出会いの場をネット上で提供するアプリはマッチングアプリと呼ばれ、大手も含めて多数存在します。「恋活アプリ」とも言われるサービスですが、スマホが普及しだしてわずか数年で会員数100万人以上の巨大なサービスになっています。

 

アメリカでは出会いの3分の1がマッチングアプリだと言われていますが、日本の大々的なブームの裏には世界的な流れが要因になっているのは間違いありません。ここ数年でネット上での出会いは急増しています。統計によると10%以上はネット上での出会いと言われておりますが、実際はもっと多いのではないでしょうか。

 

友人に恋人との出会いのきっかけを聞かれて「アプリ」とはいいにくい現実が隠しているといえます。マッチングアプリを直訳すると「男女の出会いを手助けするアプリ」です。ですから見方を変えれば出会い系サイトがアプリに変わっただけともいえます。

 

警視庁は何が出会い系にあたるのかを明確にしていて、特に異性とやり取りができる機能がついているものには届け出と、18歳未満の年齢確認を義務付けています。

 

厳密には「アプリ」は「サイト」とは違うので上記の2つは適用されませんが、大手が運営しているアプリはそのアプリの今後の運営や信頼度のアップを目的に、自主的に届け出を出したり年齢認証を行って、違法利用ができないようにチェックをしています。

 

また、主流となっているマッチングアプリはフェイスブックのアカウントを使ってのログインですのでサクラは入りにくいのですし、ブランドイメージの失墜などを考えるとメリットよりデメリットが大きいので大手であればあるほど、そんなリスクは犯しません。しかし悪徳業者はアプリの運営会社の思惑とは関係なく存在し、そういった人たちの入会を完全に防ぐことは事実上不可能です。

 

普通の人間のフリをして入会すれば確かめる手段はない

悪徳業者の存在は述べましたが、そもそもサクラと業者は全く違うものという認識を持つ必要があります。サクラとはアプリの運営自体が雇って行うもので、登録会員に課金させたり人気アプリのように見せかけることを目的としています。

 

悪徳業者は全くアプリとは関係のない第三者で、一般人のフリをして入会します。入会時に必要になる書類やアカウントなども事前に準備しているので登録の段階で排除することはできません。画像やプロフィールなど不自然な点はないかなど、運営側も手動で確認をしており複数のアプリで使われていないかの確認も行っています。

 

こういった運営側のチェックも通り抜けてしまえば普通の会員と同じように利用できるので、かかる手間暇コストよりも、人を騙して得られる金銭的なメリットの方が大きいので悪徳業者は存在するのでしょう。

 

詐欺業者や悪徳業者の目的

あくまで普通の会員を装っていますので、異性に対しては積極的にアプローチをしていきます。相手の返信があればマッチング自体は成立なので、その後はゆっくりやりとりができます。しかしながらアプリ内のメッセージのやりとりであれば運営側が管理しているのであからさまな勧誘はできません。

 

ですから特徴としては早い段階でラインのIDなどを交換してアプリ外でのやり取りへと移行します。移行してしまえばそこには2人しかいませんのでアプリの制約はありません。そこから悪質サイトへの誘導や個人情報の取得などの行為が行われます。

 

またその延長線上で、ネット上だけではなく実際に会ってマルチ商法やその他の犯罪行為に巻き込まれる可能性もあります。

 

男性や女性の会員を装った業者の特徴と見分け方

どのマッチングアプリにも業者といわれる悪質な会員は存在します。特徴と傾向は以下のとおりですので参考になるでしょう。実際の被害者に聞いた業者の見分け方になりますのでかなりの信憑性です。一概には言えませんが、1番わかりやすいのがプロフィール画像です。業者の写真の特徴は、「イケメンもしくは美人モデルのようなルックスとスタイル」です。

 

また、男性向けの場合は体のラインがわかるような少しエッチな写真を使っている場合もあるので注意が必要です。写真に関しては自撮り写真だけやプロのカメラマンが撮ったような写真の人も多いですね。

 

一般会員なら友人と一緒に撮影した写真や、趣味かわかる車やショッピングなどプライベートがわかる写真も載せているので、あえて自撮り写真だけというのが怪しいのです。また、複数枚載せている場合でも2枚目以降は本人との関連がイメージしづらい不自然な風景写真などを載せているケースもあります。

 

名前は男性なら「ケンジ」や「タカシ」、女性なら「みゆき」や「ゆり」などのありがちな名前が多いのです。自己紹介のプロフィールページに関しては判断基準が複数あります。まず友人の数ですが、極端に少ないのが男女とも共通しています。始めたばかりは除外して、実際にフェイスブックをはじめSNSの友達は50人~500人程度の方がほとんどではないでしょうか。

 

業者の場合極端に少ない友達の理由としては、ダミーのアカウントで登録していることがあげられます。ですから友達の数が極端に少ないのです。あとは今時あまり見なくなった無料携帯ブログなど、アプリ以外のサイトに誘導してきたら完全にアウトです。うっかり誘いに乗ってしまうとアドレスなどのプライベート情報をとられる可能性もあります。

 

次にメッセージについてですが、出会いたい会員の気持ちをうまく利用したものになります。具体的にはその気にさせたり、好みのタイプを聞いてきたりします。例えば「すごくタイプ(ストライクゾーン)です」や「すぐに会いたいけど大丈夫ですか?(普通の人は赤の他人とすぐに会おうとはしません)」、「別れたばかりですごく寂しい(彼氏・彼女)が欲しい」や「ラインのID教えてください」などがよくあるパターンです。

 

業者は間違いなくマッチングの初期段階で思わせぶりな態度をとって、相手に好意を持ってもらおうとします。そしてアプリの運営側に通報されないようにいきなりラインのやりとりを希望してきます。

 

また、業者のメッセージは異常に早いのも特徴です。普通の会員であれば他のプライベートの用事や仕事もあるので、早くても返信は1時間に1回程度です。悪徳業者が早いのは、それを目的として待機しているのですから当然といえば当然です。こういった悪質業者はマッチングアプリの手の届かない範囲に相手をおびき出し、個人情報を盗んだり金銭的な損害を負わせようとしてきます。

 

女性のフリをした悪徳業者が多いのは費用面が理由

基本的にマッチングアプリは男性のみ有料のケースがほとんどです。会費を払わないと男性はメッセージを送れませんので、必然的に男性でやるならお金がかかります。ですから女性になりすました業者が多いのはうなずけます。

 

しかし例外もあって大手アプリの「Omiai(オミアイ)」はどちらも課金しないと利用できません。20代までの女性限定で使えるキャンペーンなどはありますが基本有料なので、オミアイに限っては30代の女性と知り合ったのなら業者でない可能性が高いといえます。

 

被害に遭う前に通報しましょう

被害の防止と拡大を防ぐための機能として、マッチングアプリには通報できる機能があります。相手のプロフィールページからワンクリックで通報可能です。通報をうけた会員に関しては過去の履歴をチェックして怪しい動きがあれば警告や退会などのペナルティを課してくれます。

 

万が一被害にあった場合は通報して同じ被害が増えるのを防ぎましょう。「怪しい」と思っただけでもOKで、運営がチェックして判断してくれます。

 

ただし、自分がマッチングしないことを相手のせいにして通報するのは非常識です。男女ともマナーやルールを守ってのメッセージのやりとりですし、個人の意思が働いたマッチングですから、悪質でもなんでもありません。そのような個人的な理由で運営側は動きませんし、逆に自分がペナルティを課せられて身動きできなくなってしまいます。

 

失敗しないマッチングアプリの使い方

自分の好みの異性に出会うコツというのはあるのでしょうか?マッチングアプリで複数の異性とデートしたり友達をつくっている人がやっているマル秘テクニックがあります。それは同じアプリを長くは使わず、2~3ヶ月ごとに変える、ということです。

 

その理由はうまくいっていないアプリを延々と使い続けても大きな変化も起きませんし、楽しくないのでプロフィールの更新なども行わず、それが悪循環になっていくからです。それであれば定期的にアプリを乗り換えて使った方が新鮮味がありますし、マッチングアプリは新規の会員ほど上位に表示されたりと露出も多くなりがちですのでチャンスが増えます。

 

写真に関しても「軌跡の一枚」ではありませんが、第一印象は大事ですので何枚もとって一番良いものを選んで掲載しましょう。婚活パーティーや結婚相談所にいく手間暇と費用を考えれば安いものです。マッチングアプリでもそれぞれ年齢層や利用目的に違いがありますので、順番に使っていくうえで自分にあうものを選ぶのが一番いいでしょう。

 

 

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